このツラ

電話で話しているうちに、どうやら甘食さんは前の恋人ときれいさっぱりとは切れていないのではないだろうかという疑問が生じる。ということで、すぐ聞いてみると、おおまかに分けるとそういう部類に入るのではとさらに確信。
私そういうのダメです、そういうの見逃すと後々取り返しのつかないことになって結局ダメになったり、信用できなくなりますということを伝える。お前どのツラさげてそんなこと言えるんだって、言われそうですが、このツラだから言うんです。
もう2度と好きな人の気持ちを誰かと引っ張り合うようなことだけはしたくないと思っています。そういう状態になるんだったら、付き合いを解消すると心に決めている。でもそれを言うと、それがすでに心を引っ張ることになるので、それは言わずにこの日は電話を切る。
「必ず連絡します」と甘食さんは言ったけど、かかってこないかもなと思う。電話待ってますだなこりゃ、と思いつつ、電話待ってますはかかってこないのよね〜とかなんとか思ったりもして。
でも、甘食さんがどんな答えを持ってこようとも、自分の方針が決まっていれば余りしんどくないことを今回学びました。相手を支配したいという欲が強かったんだと、そういう部分から抜けてはじめて知る自分のかつて病んでいた部分です。知ってはいたけど、抜けるとほんまに自分の病気が客観視できるものです。
→3日後、甘食さんから電話がありました。甘食さんなりの決着をつけたようで、改めてよろしくお願いしますとあいなりました。こちらこそよろしくお願いします。この日話してくれた甘食さんの決意うれしかったです。