ベストヒット歌謡祭 2005 フェスティバルホール

まさかの8列目右、しかも通路席。前に一般応募であてた時は当日朝から引き換えに並んだりして、大変な思い*1をしたことがあったので、今回電話して、ハロショに取りに行くだけで、当日開演30分くらい前に行けばよかったなんて、ほんとすごくありがたかったです。
客層は休日の難波の人ごみにいる人をそのまま2700人持ってきたかんじ。会場がこんなに道歩いてる人だけで構成されているような状況って慣れないわ〜と思いつつ、ほんまに最近の若い女子はファーと腰肉見えるローライズパンツにブーツ履いてるんやなあと感心。何人も見て、実感しました。
生放送じゃないので、スタッフもきりきりしてなくていいかんじ。司会のマチャアキも中央と左の司会席とをCMあけのスタンバイのために行ったり来たりする時も、会場の声にこたえる余裕もあった。
紀香はのどをいためていたようで、急遽三浦アナがヘルプに入って3人態勢の司会になってましたが、しゃべりのプロが入ることによって、歌手の説明なんかもかえってすっきり聞くこともできて、これまたよかった。紀香も舞台で出演者が歌っている時に司会席で軽く踊っていたりして、FUNぽい紀香も見れておもしろかった。
はじまるぞって、感じもなくいきなりステージにD51が立ったなと思ったら歌がスタート。お客さん一瞬乗り遅れそうになってました。次の倖田來未は女性客からものすごい人気、ステージに出てくる時の客の絶叫具合で、ああ人気あんねんなとわかるけど、ほんまに倖田來未はすごかった。
で、倖田來未もそうなんだけど、今人気あるとされている女性アーティストはみな職業ダンサーをバックに何人も従えて、ものすごい舞台映えする構成にしてあって、感心する。これが今の世間の主流とするならば、ハロー!はやはり異国やなと思った。特殊文化を構築しているかんじがして、それはそれで特化していってもいいのではと思う*2
ところが、帰ってテレビ画面でそのダンスしている映像を見ると今度はイマイチおもしろくなかったりして、不思議でした。反対に会場で見た中島美嘉のおとなしいパフォーマンスがテレビ画面で見るとおもしろかったりして、舞台とテレビってほんま魅力が違うんやなと知る。
実際にステージで紹介される前にステージに登場してきて、準備してからカメラが抜くので、出てきた瞬間のきゃ〜という歓声のあがり方がおもしろい。前田健がスタンバイした時に、誰あのセーラー服?あ、前健!ってかんじのざわつきと歓声っぷりはすごかったです。
それとBoAがまだ歌ってる最中にウィンズが端に出てきた瞬間、大絶叫。一瞬なにが起こったのかと思ったら、そういうことでした。テレビ見てもその絶叫がしっかり入ってる。こういうのって、歌いにくくないのだろうか。
松浦が歌っている時に「あ〜やや、ほい!あ〜やや、ほい!」というのをしていたら周りの客が一瞬失笑するも、次のタイミングには客席全体がマネして一緒にコールするといういい光景がありました。おもしろそうだからやってみようというかんじで、みんなで楽しかった*3
島谷ひとみが出た瞬間、その場で何回も尋常じゃなく高くジャンプしたり、島谷さんが歌いだしたら大きな声で「ひとみ!ひとみ!ひとみ!」と叫び倒したり*4変な動きをする人がいて、歌がはじまったにもかかわらず、島谷さんを見ずに1階席はみなその人にくぎ付けでした。
自身のコンサートだとそういう楽しみ方もいいかもしれないけど、こういういろんな出演者がいて、お客さん的に出演してる番組って当の出演者もすごく緊張してるのではないかと思うの。そういう時に、こういう応援されたらどうなんだろうと思いました。
できることなら、こういう場では歌いやすいように、拍手したりとか、終った後に歓声送ったりとかしてあげたらいいのになと。そういう意味では、松浦のファンはみな松浦が歌いやすいように応援して、拍手たくさんししてよかったなと。
五木ひろしをはじめて生で見たのですが、出てきて歌っていると、会場全部を包んで持っていくようなすごい力を持っていることを実感しました。なんてことないのに、歌ってるだけで、会場がひろしに持っていかれるの。
客席もひろしマジックにことごとくやられていて、「ひろし〜!」という声援がいたるところからあがるほど。ひろし恐るべし。しかしこれまたテレビで見たら、いつもと変わらぬ五木ひろしで、五木ひろしってすごいんだなあと、分かったような分からないような感心をしてしまいました。
氷川きよしのファンというのもたくさんいて、ハッピにハチマキ、ペンライトといういでたち。最後演歌のグランプリしか残ってない場面で、後ろのファンのかたが「あ〜どうしよ、きよしくんなんかな、きよしくん大丈夫かな、ああ〜きよしくん!」と激しく心配モードでいておられた。
新聞にも名前載ってるし、あとは氷川きよししかいるわけないやんとかワタクシなんぞは思うわけですが、心配のタネは尽きまじということなのでしょうか、祈るように舞台を見ているきよしくんファンの人たち。
で、氷川きよし登場で後ろのかたは「ああ〜よかった、ほんま良かった、きよしくんよかったな〜」と感無量*5。「きよくん!」と何度も呼んでおられる一団もいてすごいな氷川きよし。そんなファンたちとのコールアンドレスポンスもすばらしく、今日出てきたどのアーティストよりもレスポンス能力にたけていて、こりゃ、はまったら抜けれんわと思う。楽しいと思うわ、きよくんファンやりはじめたら。
他のアーティストに手を振ったりコールしても、「あ、どうも」くらいなよそよそしいレスポンスしか返ってこないし、返ってきてもちょっと引き気味なお手振りくらいなのに対し、にっこにこで手を振り返し「ありがとう〜」と目を見て口パク出返したりするの!
メロンと一緒にしたら、きよくんファンはお怒りになるかもしれないけど、手を振ったり応援したりすると、ただ返してくれるだけでなく、あれもこれもいろいろ付けて返してくれて、もう、そこまでせんでもいいからという気持ちになるくらい気持ちを返してくれる、私にはそれくらいのつかんだファンはがっちり離さないわ能力があるとみた。やられる気持ちもよく分かる。
氷川きよしの歌ってフリもおもしろいというか、ありえんようなことさせるんですね。足をがばっと開いて、腰を突き出す、直感2のキャメイさんのようなフリがあってぎょっとしたのですが、ほんまありえんよ、氷川くん*6
だいたいハロー!のフリだって、妙齢の女子ががばっと足開いて、ピョンピョコ飛ぶって、よくよく考えたらありえんもんなあ。セックスを思わせる踊りはちまたに溢れているけど、娘。のような足の開きっぷりって、他ではないもの。そういう意味でも、ハロー!って特殊文化やなと思う。そしてそれに相通じるものを見たよ、氷川きよし
そんなわけで、久しぶりにハロー!でないものをたくさん見て*7、最後まで全部見てああ楽しかったとなったんですが、私ってやっぱり斉藤瞳が好きなんだよなと認識を新たにした。このことを甘食さんに言うと「斉藤さん出てないのに、斉藤さんが好きだと分かったわけですね!」と言われました。
そうなんですよね、何見ても斉藤さんがやっぱ好きだなになるのよね〜。なんなんでしょうね、これ。骨の髄まで斉藤瞳が好きってことで、瞳、骨髄まで!

*1:娘。を前で見たさに大変な思いを自分からしに行っただけの話。

*2:鎖国ですよ、ハロー!鎖国。で、松浦が出島。

*3:テレビで見返すと、コールの時松浦さん笑ってたりしてるので、そうだよねやっぱ楽しかったよね、みんなで一緒になってさ、と思いました。

*4:「ひとみ」という名を絶叫したくなる気持ちは分からんでもないが。

*5:テレビ画面で見たら、「グランプリは氷川きよしさん!」とコールされた時に客席をうつしていて、ちょうど私も小さくうつっており、コマ送りで見たところ、後ろの方が思わず立ち上がってサイリウムを振りまくっているのが確認できました。楽しかったです。

*6:帰ってきてからもう1度見たいと思っていたのですが、残念ながら顔のアップでうつしてなかった。

*7:パシイベ以降、ようやく斉藤さん以外の物を見れたり聞けたりするようになったんです。