堀ちえみコンサート「青春の忘れ物」シアターBRAVA!

kawairiy2005-09-17

1階16列中央席。
行きたいなと思っていたのですがチケットは即完の噂を聞いていて、わざわざ問い合わせたりしてまで見たいほどでもないしと、その後忘れていたところ、昨日ひょんなことから、当日券出るということを知りまして、急遽参加。
行ってよかった。楽しかった〜。思いっきり笑ったし、最後涙も流しました。18年ぶりのコンサートということで、なにより本人のうれしさが伝わってくるいいコンサートでした。

まず入場時に生写真のプレゼント。あとからMCでその写真は衣装は同じだけれど、1枚たりとも同じ写真がないということを知る。すごい。素晴らしいサービスだ*1
2階席には親衛隊の方々が陣取り、後ろ壁に横断幕がはられる。同じ字体同じ似顔絵の横断幕が3枚。それぞれ関東、関西、中部(だったかな)支部と書かれてありました。開演前には「ちっえみっちゃ〜ん」というかけ声も聞くことができ満足。このかけ声には会場から歓声と拍手が上がる。私の後ろの席の人は「18年前もきっと厚生年金であの人らと一緒やったんやろなあ」と話す声が聞こえる。
ふと、左を見ると通路挟んで同列に色んな人から挨拶を受けている人がいて、これは一昨日うたばんVTRで見たちえみママと同じ顔してるではないか。ということに気づきまして、ちえみママだ。その一つおいて隣にはちえみに少し似た普通の人がいる*2。その周辺はいくら今回のコンサートの平均年齢が高いだろうとはいってもそれよりもはるかに高そうな人が密集していて、どうやらここはファミリー席のようでした。

開演。涙でつまりながら歌うちえみに私の周りでは「声出てないな〜」とかいう声が、ちらほら・・・。確かに歌唱力はそんなもんかもですが、ちょっとおかしかった。そのあと、リフト失敗*3で曲の最後の決めドコロが歌えなかったり、涙で詰まってなくても、すごい歌唱力にダンスだったりして、やっぱハロプロってすごい集団なんだなと改めて思った次第。
もうね、この歌唱力でトップアイドルだったんだから、いしかーさん全然ソロでいけるって、というかソロでやるべきなのではと正気で思う。
衣装替えも、ダンスもタップダンスも、曲のバリエーションも豊富で飽きさせない、素晴らしい内容。ほとんど曲を知りませんでしたが、最初から最後まですごく楽しかったので、思い入れたっぷりの全曲当然知ってるような人には言うことなしだったのでは。
本当に歌が大好きで、アイドルが好きで、こうやって18年たってまたコンサートができて、幸せだと堀ちえみは折りに触れMCで語っていましたが、本人の苦労と努力たるや想像を絶するものだったのではないかと思うだけですが、そう思います。
もちろんそれだけでは成り立たなくて、強く堀ちえみを求める気持ちが周りにあってこそ実現したわけです。かつて女子アイドルは若くなくなったら終りで、使い捨てみたいな風潮があったように思います。でもアイドルは商品なんかではなくて、ちゃんと気持ちもあるわけで、もう1度アイドルとして舞台に立ちたいという強い気持ちが今回周りの心を動かしたのではと。
コンサートを見ていて、アイドルって年齢なんかではなく、アイドルという資質を持った一握りの人がファンに求められることによってはじめて成り立つものなんだとはっきり分かりました。アイドルとは欠けているものをファンが補ったり応援することによって完成品になったり完成品に近づけたりする作業なんだなと。どちらかだけでは光らない、両方揃ってはじめて光り輝く様を見ました。
ましてや堀ちえみは5人も子どもを自分の身体から産み出している上に、前夫から暴力を受けていたことはこの会場に来てる人なら知らない人はいないのではと思うだけに、この会場で堀ちえみを受け入れ、求め、幸せを感じることの一体感は素晴らしかったです。
そんなこと考えながら、ラストの「リ・ボ・ン」歌ってたら涙が流れてきました。コンサートで泣いたのメロンの2.19公演以来だわ。
あと、やっぱり生バンドはいいわ。ギター、ベース、キーボード、ドラム、パーカッションという基本的なものだけですが、ものすごくいい*4
タップダンスを練習している風景を衣装替えの間、VTRで見せてくれるのですが「タップする人はなんて言うの?『タッパー?』」「それは、食べ物入れとくやつ」とスタッフからツッコミ入れられてる堀ちえみというのがあって、一人で受けてました。「ゲラッパ タッパー!」とかすぐ思ったのはこのアタシです。

*1:これをハロパでやられた日には、斉藤さんを求めて聞いてまわりそうな予感がビシビシと。

*2:あとから聞くところによるとどうやら妹の模様。

*3:ずどんっ!って落ちました。

*4:後日松浦が新聞のインタビューで人のコンサート見て自分も生バンドで歌ってみたいというような発言を知ると、それくらいは松浦のためにしてあげてもいいのではと思ってしまいました。まだまだ松浦は稼いでくれるよ、長く稼いでほしいなら投資してあげてください。