ベルサイユのバラ2001フェルゼンとマリーアントアネット編 宙組公演

年末BSでやっていた録画公演をようやく見る。
もう一つ涼風オスカル、天海アンドレもその前日見たのですが、これにはまったくマリーアントアネットが出てこない演出。そのかわり涼風さんたっぷり堪能できます。トップお披露目公演なだけあるわ〜。
トップ娘役の麻乃さんと2番手であったあろうはずの久世さんが出番少なめなのも、そういえば当時色々言われたな〜と、思い出して懐かしかった。本来ならアランは天海なんだろうが、久世さんがすることに。その方が私は好きなので、これ見れて私はうれしいのですが*1
そして最後、天海が「あ〜い、それは♪」と歌い出すと、たまたまそばに居合わせたおばさんが「これ知ってる!」と。全然宝塚に興味がないおばさんなのですが、知ってるとは!さすがベルバラの浸透力ってすごい*2。ある意味、「すみれの〜」より浸透しているのでは。
さて、話を元に戻して、宙組公演。先にこの公演でアンドレをやった水さんがTV用に見どころなどを少しお話しをする。昨日に引き続いてなんとなく見ていたおばさんが「この人、素敵」と。
しかし、本公演がはじまり、舞台化粧したアンドレ水さんを見ると「え〜、さっきの方がよかった〜」とさっさと見切りをつけてその場を離れてしまいました。私も水さんは普段の方が断然素敵派なので、同感。
主役はフェルゼンが和央さん、マリーアントアネットが花總さんという私には磐石のトップコンビ。和央さんが長髪でカッコいい。きむたくふうの髪型で、きむたくがしてもそんなにいいとは思わないんだけど、和央さんがそんな髪型で舞台に出てくるだけで、転げ回るくらいカッコいいの。ぎゃー。
そしてもちろん花總さんは大貫禄。最後の幽閉されてやつれ姿をしても素敵。生で見たかったなあ、花總さんのマリーアントアネット。
もちろん、オスカルに悶えるご婦人という、なくてはならない場面も、出雲さんがされていて、安心して見ていられるし、スェーデンの王様に箙かおるさんが!ぎゃ〜、そんな思ってもみないところに思ってもみない人が!
箙さんといえばかつて月組の組長なども確かやっておられた方で、小男の色気がプンプン出てくるような素敵なお方なのですよ。ものすごく久しぶりに見たけど、素敵〜。
最後は断頭台にのぼっていったアントアネットのあとに、きらびやかなショーがはじまるというコントラストに戸惑いましたけど、基本的に宝塚は、話の中でハッピーエンドで終らない場合であっても、心中しようが病死しようがなにしようが、天国で結ばれてハッピーエンドだったよと持ち直す。
昨日涼風オスカルと天海アンドレが死んだ後も、なぜだかすぐに二人で踊ってるのを見ておばさんが「さっき死んだやん」と言っている横で「死んでも天国で結ばれるんやって、ほら周りで踊ってる人に羽付いてるやろ」と言ったら「ほんまや」と言って、笑い転げていた*3
だいたいそういう場合、二人は真っ白な衣装を着ていることが多いので*4、そういうことなんだなと察するわけです*5
花總さん目当てで、「1回限り録画」という対応機種以外では見れないシロモノにもかかわらず、DVDで保存してしまいました。メロン以外は録画消す私がそんな行動に出てしまうなんて、と自分に驚いちゃいました。

*1:アランといえば、水さんでアラン見たいとこの久世さん見ながら思いましたよ。その後婦人公論インタビューにて水さんが、アランもすることを知る。やっぱり〜と思いましたよ。

*2:ヅカにおける「LOVEマシーン」かもしれん。

*3:ロケットダンス見てちょっと生で見てみたい気がしてきたおばさん(関西在住30年以上にもかかわらず一度もヅカを見てないのもなんなのでと思ったようです)であったが、「絶対生で見たら笑うから行かんとこ」とかさらにいろいろ思っていたようだ。

*4:今回の宙組公演はそうではありませんでしたが。

*5:ある意味、幸薄姉妹に相通じるものが・・・。ないです。