フリーダム freedom〜女たちの維新史〜 東京芸術劇場中ホール 4月29日昼公演 その2

この舞台は、着物の着こなしがそれぞれちゃんと理にかなっており、着物を見ているだけでも楽しかった。遣手婆三人衆*1の松竹梅には1幕目はそれそれ松竹梅柄の着物が着せられていたり、パンフレットではこの3人足袋をはいてますが、舞台では裸足でした*2
そして、主役の新藤恵美さんの衣装替えの枚数が他の出演者と比べ物にならないくらい多い。1、2幕目、それぞれ3、4回違う着物で出てくるの。さすがでございました。
1幕目いつ稲葉さんは出てくるのだろうと思っていたら、近藤勇にびしっと言う役でかっこよかったです。そして、きれいでした。
もともと関西弁の人だから、関西のイントネーションも馴染んでいたし、パンフレットの表紙では、はしのほうにいたので、いつ出てくるのだろう、そしてちゃんと出番はあるのだろうかと思っておりましたが、大丈夫でした。
1幕目が終る間際、近藤勇の大盤振る舞いで、「桔梗屋舞」*3がリクエストされたわけなのですが、ポンポン持った7分袖、ハーフパンツタイプの2分式であろう着物風衣装で10〜15名ほどのダンサーが登場し、桔梗屋舞を激しく披露。
幕間にとさかさん(id:inabaatsuko)に「エルダークラブかと思いましたよ」と言ったら「ハニーパイがはじまるのかと思いましたよ」と*4
で、1幕目終了。「1200秒の休憩」というアナウンス。館内の表示は20分と普通に表示されてました。
そういえばかつて藤山寛美の新喜劇を毎週放送していて、その番組のタイトルが「寛美の3600秒」だったなと思い出す。
まだこの番組をしていた頃、私は小さかったので、「3600秒」という千のつく単位がとてつもない数字のような気がして、いったいこの番組はえんえん何時間放送されているのか想像もつかないと思った覚えがあります。
その後、1時間だと分かった時の衝撃ってばなかったのです。幼稚園児ってそんなもんよなあ。
(そして、まだレポは続きます。書きはじめると意外と書くこと多いです。)

*1:お松=カルーセル麻紀、お竹=東千晃、お梅=北岡ひろし

*2:パンフレット撮影時から本番までの間に方針が変わったのだろうか。私は裸足の方が納得。

*3:「舞」がしっくりくるような。「桔梗屋ダンス」だっけ?忘れた〜。

*4:ここでハイスコア(スタンバイの方か)かと思いました、と言わないところが大人好きの二人。というか大人推しでなければここにはいないような気もするが、この1週間後にとさかさんは小春祭だったわけで、そうともいえないかと思い直したりもしております。