「性的少数者の家族連携」

という見出しで、本日の産経新聞朝刊に「同性愛者など性的少数者の家族や友人らでつくる団体が二十八日、堺市で設立された。」と紹介されておりました。「LGBTの家族と友人をつなぐ会」という団体で「家族らが知識を得たり情報交換する場を作り、当事者とその家族の手助けをすることを目的としている」
次回会合などの情報が掲載されているブログはこちら→http://blog.goo.ne.jp/family2006
以前、札幌に行った時に親の会の会合をやっている場に入れ違いですが、居合わせたことがあったり、もう10年くらい前のことになりますが、活動をしている自分の息子がなにをやっているのか知って、応援したいというゲイ男性の母親という方にお会いしたことがあります。
情報って少なければ少ないほど、その人をステレオタイプで見てしまい、反対に情報が多ければ多いほど、なにほどでもないことに気付くことが私の場合多いような気がするので、どんどん情報交換の場ができるというのは大賛成です。
そして、設立メンバーの一人であるのが、先月ようやく本を読ませていただいた尾辻かな子さんだそうで、広く巻き込んで動かれるその姿勢が尾辻さんの基本的な筋なんだなと改めて思いました。
カムアウト本を出しても、燃えつきることがなかったのは、カムアウトが目的でなく、手段なんだろうなと本を読んだ時も感じていて、次々とやらねばと思うことがあるというのは、強い*1

カミングアウト―自分らしさを見つける旅

カミングアウト―自分らしさを見つける旅

*1:強いというのは、語弊があるのかもしれなくて、見過ごせなかったりやり過ごせなかったりする、気持ちの優しさだったり、悲しさを感じる心から来ているのかなとも思っていることを付け加えておきます。それを思うとなんだかんだ書きながらも、自分は鈍感であるということを突きつけれてる訳なんですけど、もう自分はとんでもない体験をしない限り、「活動」はできないなと思っております。そして、とんでもない体験はできうる限りしたくないとも考えていますので、「活動」はもうしない、と言っているわけなのです。