メロン記念日 Live House Tour 2006 灼熱天国 なんばHatch 8月13日 その3

(昨日の日記から続いています)
ソロコーナーは柴田さんから。アブリルの「コンプリケイティッド」スタンドマイクに薔薇のリーフのようなものが巻きつけられていて、そこにギターを持った柴田さん登場。
あれ?ギター弾けたっけ?と思ったら、弾くマネだけ。形から入るカッコよさもあるから、それはそれでよしなんだけど、初日ということもあって、ちょっと固めだったかなという点が残念でした。
続いて村田は左ソデからヒマワリの束を持って登場。カーディガンズの「ラブフール」中央の花道まで出てきてくれて、手を振って楽しい。曲は特にフレンチポップというわけではないのだけど、なぜだかフレンチテイストをかんじました。
柴田にしても村田にしても年相応の選曲で、すごくいいよね〜と感心。特に村田さんは楽しかったな〜*1
で、村田さんが終り、スタッフがイスを出したな〜と思った時になにやら不穏な予感。続いてピンクの照明が舞台を包み、不穏な予感その2。「ちゃらら〜ら〜、ちゃらら〜ら〜ら♪」はっ!そそそそっ、それは、まどんなのかの有名な曲のイントロではないか〜と思ったと同時にそこかしこギリギリ姿の斉藤さん登場!(本日の写真参照のこと)*2
不安な予感が確信に変わった瞬間でした*3。「あ〜あ〜」とがっくり膝つきそうになりましたが、周りの人も失笑気味の人が多かったので、斉藤さんへの味わい方って概ねそんなかんじなんだよねと実感。
しかし、こんなに全力でエロをやってもエロにならないなんて、天賦の才としか言いようがないですな*4
「やっちゃったよ感」が漂っていて、どんどんエスカレートするしかない道にさまよってしまうのでは、トップレスにたどり着くのも*5そう遠くない未来なのではないかもしれないとかまで思ってしまうのですが、たとえそうなっても、エロくないんだろうなあと思うと微笑ましい。
それにしても、このライブの前日たまたま倖田さんの「キューティーハニー」PVを見たおかげで、斉藤さんはこういう動きをしたいんだろうなあというのがよく分かる。しかしいまや倖田さんはエロのイメージを活用することはあっても、ほとんどエロな衣装で、いなかったりするので、うまいこと抜けたよなあと*6。ということで、斉藤さんもうまく抜けてね。マジで!
歌ってるというかパフォーマンスしてる斉藤見ながら、なんか他の曲はなかったんだろうかと考えはじめてしまう。現在のマドンナは政治色がやや強くなっているので、斉藤向きではないからパスするにしても「ヴォーグ」あたりならよかったのでは?とか20年くらい前のマドンナがいいならせめて「クレージーフォーユー」とかもよかったのでは?とか思う*7
でも、誰もが知ってるエロコードとして「ライク・ア・バージン」を選んだのであれば、もうとやかく言うことではないので、受け入れるのが最良の道なのでしょう。
しかし、初日ということもあって、本人も緊張してるんであろう、足のあげ方、組み方がイマイチたどたどしい。ということで、洗練されたエロではなくどちらかというと、場末ののぞき部屋テイストが・・・。
などなどいろんなことを思って、脳が許容範囲を越えたためか、次の大谷さんのセリーヌ・ディオン「マイハートウィルゴーオン」の記憶がない。
イナバウワーだとかなんだか終ってからまわりの方が話されておりましたが、それも全然覚えていなくて、斉藤が鮮烈だったのねと。
ライブ終って少ししてからは、あれは「エロ☆かな」の月島えろりだったんだとか、何だかんだ言ったって初日見た人は話題に出さずにはいられないであろう、今回のライブは斉藤のこれを抜きには誰しも語れまいというライブにしたという点において、素晴らしいことこの上なしで、斉藤に今回もまたしてやられたなと思ったのは思ったんですが、見た直後はホントにどう納得していいのか分からなかったよ(というか、いまだにまだこんなに書いてるしね)。

*1:初日だったために次に斉藤さんが何するのか全く分からなかったため、思う存分楽しめたというのもあるかもしれない。次の斉藤さんが何するか知ってしまった後では、村田さんの途中から、気が気でない状態で見てただろうから、楽しいとか思う余裕が多分ない。

*2:今会報をスキャンして思ったんだけど、ストレートヘアでこれをやった斉藤の映像は残ってないってことなのか。おそらくこれは横浜の写真なんだろうけど、ないならないで残念だなあ。

*3:村田が引っ込んでから斉藤が登場するまであっという間の出来事だったんだろうけど、私にとっては長かった。絶対性理論と相対性理論を実際に体感する瞬間ですな。

*4:お笑いの人で「全力兄弟」とかいうネタをやってらっしゃる方たちがいますが、斉藤さんにもぜひ「ズバ、ズバ、ズバッ!ヘイ、セクシー!」とかやっていだたきたいものです。

*5:斉藤の場合、シースルーのナイトウェアとかいう中間地点がなく、いきなりたどり着いてしまいそうな気もする。

*6:最近の倖田さんを見ると最初にガツンとエロをかまして、その後エロのエの字もなくなった中山美穂を思い出すアタシ。

*7:というか、斉藤さんが歌う「クレージーフォーユー」は聞いてみたいかも。