劇団ゲキハロ旗揚げ公演「江戸から着信!?タイムスリップto圏外!」 シアターグリーン・BIG TREE 昼公演

会場到着したら、すでに開場がはじまっているのでそのまま入る。細い通路をどんどん入っていくと、座席。中でもグッズ売ってたりするのかと思って、歩いていたのですが何もないまま到着してしまう。
今日は斉藤さんへの誕生日プレゼントを持参していたので*1、どこへ渡したらいいんだと考え、会場入ってすぐの事務所関係者の長テーブルかもと思い引き返すことに。その辺に事務所の人らしき人がいるので聞いてみると、ここでいいみたい。
「プレゼントを持ってきたんですが、ここでいいでしょうか」「はい。誰にでしょうか」「メロン記念日斉藤瞳さんです」「斉藤にですね。ありがとうございます!」と大きな声で挨拶され、本日のミッション終了。
これで、気楽にゲキハロが見れるってもんで、D列(1列目の前にパイプイスの補助席出たので実際は5列目でしたが)で、ゆったり鑑賞。通路席だから横もいなくていいなと思っていたら、2つある通路には、座布団席なるものが作られていて、座席の人が着席した後に、座布団持って入場してくる。
人気の演目がかかった小劇場ではよくあることなんですけど、ハロー!であるとは予想外だったので、びっくりしました。
で、お芝居の内容についてはDVDを見ていただくことにして、特に印象に残ったところを。
まずびっくりしたのが、ベリーズの方たちの背の高さ。私の印象がキッズオーディションおよび、ベリーズ結成されたころで止っておますので、めちゃくちゃ大きくなったんだなあと。
グループ内でさほど大きくない徳永さんが、メロンでは背の高い村田さんと同じくらいなのには本当にびっくりした。現代チームの徳永、熊井、須藤と村田が並んで、熊井須藤を見上げる村田さんって図は新鮮過ぎて衝撃でした*2
浴衣姿はみんなそれぞれかわいく着ていて、現代チームは今年流行の衿元、袖先にレースが付いていたり、大きな花を帯のところに付けていたりと、いかにも現代という衣装でした。
帯結びは斉藤さん、大谷さんは手結びかなと。斉藤は貝の口、大谷は文庫結びをしていて、日常ぽくてよかった。ベリーズのみなさんはあきらかに作り帯、エッグのみなさんは兵児帯を結んでいて、子どもらしさがとてもよく出ておりました。
斉藤、大谷はそんなに目立ちませんでしたが、ベリーズの浴衣にはお尻から下にしわがよく目立つ。浴衣だからちょっと座ったりしたら、ついてしまうのは仕方ないとしても、浴衣の素材をポリエステルの混じったものにするとか、なんらかの工夫が次回以降あったらいいのになと思いました。せっかくかわいいのにもったいない。
そうそう。芝居の途中でみんなで歌うところで、斉藤さんと目があって「あ!」って顔されたような気がいたしました。ベリーズメインの現場なので、間違いないと思ってもいいかもしれないとちょっと思ったので、記念に記録。
今回ベリーズのみなさんをはじめてしっかり見て、その素材の良さというものに触れました。すごくみんなキラキラしていて、素敵でした。
中でもものすごく光っていたのが菅谷さん。こりゃ、歌わせたい、衣装着せて写真撮ってみたい、演技させたいと作り手だったら思わずにはいられない素晴らしい人でした。
まだ菅谷さん自身が、どこまでこの仕事に対して執着をもっているのか、将来どのようにして生きていきたいのかが全く見えてないのか、舞台の上に立っていても自分が何をしているのか分かっていないような心の不在感を感じてしまう。
そんな状態であってもあの魅力。この先、貪欲にいろんな仕事をやりたい、こうなりたい、そして芸能界で生きていきたいと強烈に思うようになったら、どんなすごい菅谷さんになるんだろうと興味深かったです。
自分が何をしているか分かるようになると、辞める決断を下すアイドルも少なからずいますので、分かることが必ずしもアイドルファンの幸せにつながるとは思いませんけど、分かってなおかつ続けるアイドルというものの凄みがアタクシは大好きなので、すごい菅谷さんも見てみたいわけです。
で、今現在すごかったのが稲葉さん。昔突然いなくなってしまった旦那さんのことを心のどこかでいつも思いながらも、二人の娘を育てている母親の心情を演じていて、圧巻でした。
この舞台の1ヶ月くらい前にX-QUESTに出た稲葉さんを見た人*3が、ハロー!のときのようにずば抜けてすごいというわけではなく、そこに入れば普通のレベルになってはいたけれど、この経験がこの先きっととても生きてくるはずであるということを書いていらしたのを思い出しました。本当に生きていたと思います。
過去にタイムスリップてしまった旦那さんと舞台上では隣にいながら、見えていないという設定のもと、電話で話す稲葉さんの懐かしさと愛おしさと安心感のあふれる表情は本当に良く、今回の舞台で1番好きな場面であり、1番印象に残った場面です。
7年たって同じ年齢になった斉藤が、同じくらいの力量になってくれることを切に願った瞬間でもありました。ハロー!は若くてかわいい人だけが魅力なのではなく、年齢を重ねる魅力も同時に兼ね備えていて、その先頭に中澤や稲葉がいてくれるというのが心強いなと思うわけです。
最後のベリーズライブ。嗣永さんのマイクを持つ左手小指は本当に立っておりました。素晴らしい。そして、メンバーは後ろのほうを漠然と見ているのに菅谷さんは近距離を見て、せわしなく目が揺れ動いていて、見るつもりはないのに菅谷さんのその顔が気になって見てしまった。不安感を与えさせる表情ですね。なんか、大丈夫なんだろうかと思って見てしまう。
個人的に心配していた、ベリーズのファンの方のマナーもしっかりしていて、見直しました。以前ハロコンで後ろにいたベリーズファンと思われる方たちが最悪で、ものすごく印象悪かったんですけど、今回はよかったです。

*1:3日遅れではあるが、送るよりこっちへ持ってくる方が早く着くのではと思った。

*2:そんなに〜!?と甘食さんも話を聞いているだけではイマイチ半信半疑だったようですが、現代チームが横並びで写っている写真を見て、驚いていた。

*3:つまり、とさかさん。