NANA

もうすぐ終わる「星になった少年」を見に行くつもりで難波に行ったら30分前にはじまったところだったので20分後にはじまるNANAに急遽変更*1
ミナミということもあり、客層が若いそしてギャルギャルしい格好をした人が多くすごく場違いな私*2
原作を読んでいるので、映画は話が浅めにさくさくさくっと進んで行く印象。原作は重くてというかまどろっこしくて苦手なので、これくらいの軽さなら見ていても大丈夫。
なにがそうさせるのか見ながら考えていたところ、登場人物が実写のため矢沢あいが描く同一トーンの顔にならずに済み、ある程度のバリエーションが楽しめるのと、原作は上目づかいで人を見るシーンが多いけどそれが少ない。
あと、「大魔王」と「教祖様」という言葉が出てこないのも好きだー。登場人物がそれぞれ思うところはあるにしてもひとり相撲で、具体的な話にはならずグルグルと自家中毒に陥っていく精神状態な人*3がたくさん出てくる原作に対し、そこまで描いていたら話が進まないからかどうか知らないけど、そういう部分がばっさりなくなっていたのが、めちゃめちゃよかった。
淳子が章司に「めんどくさい女って知ってて、付き合ったんだから」というセリフは、原作のハチの振る舞いあってこそ生きてくるってものだけど、あえて映画でも残したのは、アッパレでした。そうだそうだそうだそうだ全くその通り!はっ。ともちろん自分に向かって思うところ多数です。
シンちゃんがちまたで不評というのはmaki-ryuさんの日記ではじめて知ったのですが、まあそりゃそうだよな〜と納得。私もなんかの間違いかとおもったもの。もっと目の大きい幼さが残るような・・・15歳くらいのときの山ピーとか松潤とかにしてもらいたいなあ。今ならヤーヤーヤーのどなたかとか*4
私はタクミが好きなんですが、玉鉄!*5この前見た「逆境ナイン」と「ホールズ」のCMが駆け巡って、あんたそんなスカした演技してるけど、だめだ、おかしすぎる〜となってですねえタクミには入り込めませんでした。ちなみに京助は抜け出てきたようでした。素晴らしい。
あと、みなさん原作に負けず劣らず細い!もうたまらなく細い!中島美嘉なんぞ、久しぶりに痩せ専の血が駆け巡りそうになりました。肩!手首!脚!なんじゃその細いものわ〜とくぎ付け。昔*6みたいに細い=エロチズムということにはならなかったのが、変わったよね〜アタシとは思ったけど。
ハチも顔がそこそこ丸いから途中まで何も思ってませんでしたが、ファミレス前で待ってる時の脚は、なんじゃ〜細すぎる!と驚いた。
セットもどれもこれもガッカリ感がなく、ほんまようできてるなあと驚きました。
最後はどうやって締めるのか、原作自体終わってないし、原作のはじめのほうしかやってないしなあと思っていたら、タクミが待っててハチはナナのご褒美だと感謝するシーンで終了。いい終わりかたやったなあと思う。
玄関あけて斉藤さんがいたらとすぐに考えたわけで、私も絶対泣くだろう。しかしハチの場合はタクミがどうのというのはさておき、ナナのほうに感情の比重があるわけで、それを考えると、泣く感情の意味が違うので意味がずれてしまい、これをそのままもってくる感情は現段階で思いつかないなとあきらめました*7
その夜、Mステにレイラちゃんが出て歌っておりました。続いてオレンジレンジが出てきたんだけど、京助みたいな人が歌い出しで、一瞬なんで京助が出てるんだと思いかけました。

*1:長野行く前に両方見るつもりなので、問題なし。

*2:109の1に行った時のことを思い出しました。

*3:それが若さと言われたら返す言葉はないけれど。

*4:これからの展開を考えると難しい役ではあるけれど。

*5:玉鉄は大好きです。

*6:斉藤を知る前。

*7:後日、おかぼうさんに体感させてもらうことになろうとは!